専門看護師になるには、大学院の長期履修コースを選択して、医療の仕事をつづけながら3年かけて、過程を修了することもできます。
平日の四日間は、通常通り仕事をして、休日一日も制度上の一日を使って週に二日は実習や授業を受けるために大学院に通うスタイルです。
精神、体力面できつい部分も多少はありますが、看護理論や看護論理など学問として学んだ知識が、翌日の医療業務内で役立ち、困難事例ケースを解決できたという例もあります。
一日、一日、吸収した知識が自分の血となり肉となっていくという実感をしながら資格取得に向けて学んでいくことが可能です。
大学院の課題を修了すると、その半年後に資格試験が行われます。
そのため、半年間は、ひたすら日々の実践を専門看護師の6つの役割ごとに分けて、レポートをまとめるトレーニングなどが必要です。
保健師であれば、日々、公衆衛生看護を行っていますから、専門看護師の6つの技能である実践とコンサルテーション、調整と倫理調整、教育と研究、すべてを繰り返し業務でやっているわけです。
レポート化することで、保健活動を客観的に分析することもできます。